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【中学受験生】過去問はいつ買う?いつからやる?入手方法は?何年分やる?の疑問を解消

ごきげんいかがですか?
みぃゆです。

夏休みの中盤を過ぎる頃には、中学受験を控えた小学6年生の親御様は過去問についていろいろと疑問が湧いてくる頃でしょう。まだ入手していないけれど、志望校も確定していない中いつまでに手元に置いておかないといけないのか?とか、塾経由の購入がいいのか?、早めに入手して早速始めた方がいいのか?等々。

今回は過去問に過去問の入手前から演習後迄についてお話させて頂きますので、小学校6年生だけでなく、小学校4年生や5年生だからこそ対応できるお話もありますので、ご参考にして下さい。

中学受験の過去問演習に取組む目的

中学受験にとって過去問演習は切っても切れないものですが、ただ皆がやっているからと流れで実施するよりも、目的をしっかり理解して行えば
、演習の効果がより一層得られるはずです。

志望校の出題傾向を把握する

過去問を手にすれば、どのような問題が出やすいか等の傾向を知ることができます。出題傾向が分かれば、知識の補充や拡充を図ることや傾向に対応した演習を行うこともできます。また、出題傾向を理解するだけでなく、子供自身が出題傾向を体感できることにメリットがあります。

そして、過去問は、学校の方針が分かる最大の資料でもあります。「入試問題は学校からのラブレターである」と聞いたことがあります。私は、その言葉が好きですし、本当にそうであると実感してます。学校が受験生に対して、この問題を解ける生徒が欲しいということです。それは難易度の問題ではなく、国語であれば「このような考え方ができる人ですか?」とか、算数であれば、「じっくりと文章を理解しながら発想できますか?」「処理能力が高いですか?」、社会では「この時事問題は基本ですよね?」とか。中学校の先生は受験生を落とそうとして試験問題を作成しているのではなく、中学校と本当の意味で相性のいい受験生を探しているのだと思います。

過去問を演習すると、出題傾向がお子様にとって通常より高得点がとれる学校とそうでない学校がある場合があると思います。1年分でなく数年分高得点が取れるような出題傾向の学校がみつかれば、その出題傾向と同じような学校を併願校候補から探すことができ、併願校決定の有力なポイントになります。

志望校の入試問題の難易度を確認する

中学校により難易度の高さは異なります。難易度は偏差値で決まるものではありません。同レベルの学校であっても、難易度が高い問題をじっくり考えさせるタイプがあったり、難易度はそれほど高くなくても、問題数が多く処理能力が必要なタイプもあります。

どの程度のレベルの問題がどのくらい出題されるか確認できれば、当日の入試問題への取組み方が大体分かります。戦略を立てて挑むこともできます。

試験時間、配点、問題量、時間配分、解答用紙の形式をチェックする

過去問により問題量や時間配分や解答用紙の形式を確認できます。解答用紙の大きさや解答枠の形式(枠付き・罫線・フリースペース)や記入すべき文字の大きさ等が把握できます。同時に、入試要項も必ず確認して、試験時間や試験の行われる科目の順番や休憩時間、配点なども事前に確認しておく方が、試験直前に慌てずにすみます。

中学受験の過去問演習はいつから始めるべき?

物事はだいたい早く始めた者勝ち。なので、中学受験の過去問題もできるだけ早く始めるべき?それとも、できるだけ入試直前に確認のために実施した方がいい?と、過去問演習をいつから始めるべきなのかも悩んでしまうところです。個人の学習完成度により多少の前後はありますが、一般的にはどうなのかお話していきます。

一般的に過去問演習は6年生の9月頃から

一般的には6年生の夏期講習が終わり、2学期が始まる頃と同時に過去問演習がスタートするといったところでしょう。

中学受験の過去問演習の開始が早い場合と遅い場合のデメリット

4年生や5年生では中学受験に必要な知識がまだ身についておらず、解くことができない問題も多くあり、自信を失いかねません。学習面の基礎固めを最優先にした方がいいはずです。

6年生の9月頃には中学受験のための学習範囲がほぼ終了しています。過去問演習の開始時期が遅い場合の悪影響は、出題傾向を掴んだ後の勉強時間が足りなくなったり、過去問を解く時間が少なくなり予定していた過去問をやり切れないといったことが起こりかねません。過去問の傾向をつかんで復習したい単元が出たり、補強したい単元が見つかることもあるので、入試直前にするよりはある程度時間的に余裕がある段階で進めていきたいものです。

中学受験の過去問は何年分解く?

過去問を何年分解くかは志望校の出題傾向により異なります。考えるべき要因としては、
・志望順位
・出題傾向が長年変わっていないか
・過去問の類題が出題されるか
・自分のレベルと志望校のレベルの差がどれだけあるか
・高得点が取れる相性のよさがあるか
等により1年~10年分解くことになります。

また、相対的に考える要因としては、
・実際に過去問演習にかけられる時間
・安全圏であっても倍率や受験者の性質から厳しい戦いか

第1志望の過去問は少なくとも5年分

第1志望であり、出題傾向も変わらずに過去問の類題も出題されるならば10年分実施することも有効だと思われます。
ただ、出題傾向が変化したり、出題傾向自体がほぼ初見の問題を考えさせる傾向が強い学校等は5年分を演習すれば十分です。その場合は、過去問は最低限行いつつ、塾などのそっくりテスト等を実施した方が効果があるはずです。

また、5年分の過去問と一言にいっても、1年で数回実施する学校もあります。志望順位が高い程、1回目から受験すると思いますし、実際のテストも1回目と出題傾向はほぼ変わらないことが多いので、1回目を中心に実施すればいいと思います。例えば、1年に3回のテストが実施される学校を第1志望にしているならば、昨年度の分を3回分と2年前と3年前の1回目をそれぞれ実施して合計5回分演習するといった感じになります。

第1志望に準じる学校は基本は5もしくは3回分

第1志望ではないけれど、同じ位入学したい気持ちもあり、第1志望と同じ位の難易度があり、自分のレベルと比べても少し安心はできない学校であるならば、5回分を基本として演習することが必要でしょう。

ただし、自分のレベルと比べても難易度が高くはなく、テストとの相性もいいならば3回分で構わないです。

安全圏の学校は1~3回分

併願校も受援する学校の過去問の演習は必ずした方がいいです。過去問を全く見ずに本番を迎えるのはお子様にハンディを与えているようなものになりますので避けましょう。

受験校数により実施できる回数は異なるとは思いますが、安全校は少なくとも1年分。多くて3年分と考えて下さい。できれば基本的には2年分。

近年においても合格最低点の変動がある学校については、高い年と低い年の2回は実施した方がいいです。受験した時の感覚がズレることを防ぐためです。

1番最初に受験する学校だったり、高倍率かつ同じ層が多く受験していて少しの点差で明暗が分かれてしまう学校等の場合は、少しでもアドバンテージが欲しいので3回分演習した方が安心です。

中学受験の過去問はいつ買うべき?

過去問を研究する等の事由がなければ6年生からでいいと思います。だいたい例年5月~7月にかけて出版されます。

そして、塾によっては、塾独自の方法で購入するよう指示される場合もあります。「塾でも販売してますよ」程度であれば、塾からの購入はしないでも大丈夫だとは思いますが、購入履歴により過去問演習の指導をして下さるような塾の場合は、塾指定の購入方法をすべきです。

過去問購入の注意点

ゴールを知る意味でも、出題形式が分かり、気合が入るためにも、できるだけ早く手に入れるといった考え方もあります。その際は、お子様には見せないようにしましょう。過去問演習を有効にするためにも初見であることが必要です。また、基礎固めができていない状態で解くと自信を無くすことにもなります。お子様には8月末~9月にかけて過去問を見せることにより、中学受験が間近に迫っていることを意識させることができる効果が期待できます。

過去問の特殊な入手方法

6年生の通常の出版と合わせて購入するものは基本として、その他私自身が入手していた方法についてお話しておきますので、ご参考にして下さい

学校説明会・入試説明会にて

学校により過去問の取り扱いが異なります。以下一例を挙げます。

・本屋さんで販売している過去問を、同一価格にもしくは安く販売。
・過去の本番同様の入試問題と解答用紙をセットで、販売もしくは配布。
・学校見学会の時に過去の本番同様の入試問題と解答用紙が廊下に「ご自由にお持ち下さい。」と置いてあった。その廊下を通った人しか分からない状態。
・過去の本番同様の入試問題と解答用紙に参考解答をセットで販売。
・過去の入試の解説集を学校が作成して配布。

以上のように、いろいろな方法で様々なものが学校毎に入手できるので、事前に調べて確実に手に入れたいものです。本番同様の過去問は1年前のもののみ対応している場合がほとんどですが、3年前まで対応している学校もありました。

志望順位が高い学校等は、数年学校説明会等に出席し、3年分くらい実際の入試問題と解答用紙を手に入れておくと安心です。

古本屋やメルカリ等

本屋さんで過去問を購入すると、学校により4年分の掲載だったり、5年分だったり、学校により掲載年数が異なります。

志望順位が高い場合は、出版されている過去問の掲載年数を確認して、その前の年から必要な年数分掲載されている過去問をメルカリで入手しておきました。メルカリで入手する場合は、未使用もしくは問題も解答用紙も未記入であることを確認しておきましょう。

中学受験の過去問演習において注意すべきポイント

入試本番を意識したい実践力を養い、問題の相性を確認して下さい。

時間を計りながら、原寸大の解答用紙で演習する

本番を意識して時間を計りながら実施します。開始時間、休憩時間、教科の順番等、本番にあわせた時間割で実施できるといいと思います。できれば、入試直前期や第1志望校の場合は、1日で1年度分の全教科をできるといいでしょう。

解答用紙は本番同様のものを用意する必要があります。「声の教育社」から出版されている過去問には解答用紙の原寸大にコピーする倍率が記載されていますので、その通りにコピーすれば解答用紙は準備できます。解説部分は本のまま使いますが、問題部分は直接記入してしまうと2度目に解くことができなくなるので、全てコピーして実施するといいと思います。

回答用紙にて、体裁、サイズ、記載欄の大きさやフリースペースなのか罫線があるか等を確認しましょう。解答する際の文字の大きさを確認して下さい。本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけられます。

解説を参考に解き方を確認する

なぜ間違えたかを分析する。解答用紙に分かっていることを採点者に伝える答案作成できるようにしましょう。過去問専用のノートを作成することをオススメします。演習した過去問の回答用紙を貼って、間違い直しや補充知識等を記入していきましょう。

入試本番の筆記用具を考える

過去問演習する時期は、本番で使う筆記用具を準備して、お試しするのに適した期間と重なります。シャーペン・消しゴム。腕時計等、本番直前に悩むことがないよう、試しつつ、一番いいと思えるものを見つけて、固定化しておきましょう。

まとめ

中学受験の過去問は、本屋さんでの販売以外に、受験校の学校説明会等での配布や販売等もあり、志望校毎の情報を集めた上で、志望順位等も考えてやるべき年数分を決めて事前に用意しておきましょう。ただし、実際に演習を始めるのは基礎固めが出来上がった6年生9月あたりからが妥当です。過去問を実施する際は、本番同様の形式で行い、実践力を養っていきましょう。

過去問演習を有効に実施し、本番を迎えることができれば志望校合格へ近づいていけるはずです。


以上、
最後までお読みくださりありがとうございました。