ごきげんいかがですか?
みぃゆです。
組分けテストの日が近づいてきましたが、順調でしょうか。
世の中ではゴールデンウィークまでのカウントダウンを始めて、少々浮かれモードになってはいますが、今年は近場で安くがトレンドのようです。
中学受験生のいるご家庭には、近場で短い時間でも休暇気分を満喫できるというのは、いいかもしれませんね。
その前に、蔑ろにしてはいけない組分けテスト!
今回は、小学校5年生のお母さまからの、組分けテスト前に全く学習範囲が終わっておらずどうしたものかというご質問に対してのお話です。
ご質問の会話
組分けテスト週の中盤も過ぎた頃のお話です。
お話しにくいのですが、
実は組分けテスト週の前の週テストも終わっていません。
週テストもまだできる状態ではないんです。
週テストの採点をしてくれる〆も間近で、
組分けテストも直前になっている状態で、
どうすればいいのか分かりません。
それは随分溜めてしまいましたね。
できれば、もう少し前にヘルプの声を上げて頂けると選択肢もあるのですが。
採点をされなくても、週テストは土曜日迄にやろうかと思っていますが、組分けテストの学習が全くできないです。
では、週テストの学習を基に学習スケジュールをたてましょう。
3週間の週テストの学習はできていますか?
昨週の週テストの学習の状況はどんな感じですか?
今の学習で理科・社会は全範囲が終わります。
算数は全範囲で不安はありますが、終わっています。
採点がなくても週テスト受験希望とのことですが、国語は、やむを得ず受験しない選択をしてもいいかと思います。
時間的に採点してもらえるのは算数1教科もしくは理科・社会の2教科のどちらかですね。
週テストの習熟度をはかるためにもテスト受験は賛成です。
親御様が採点し、解説できなさそうな教科を採点してもらった方がいいです。
お勧めは算数。
理科・社会は一応週テストの学習をしているので、総復習ができたらいいかなという段階だと思います。
週テストの結果も踏まえて算数に不安が残るのであれば、算数の基礎問題の総確認をすることをお勧めします。
それだけであれば、集中して行えば、そんなに時間もかかりません。
どうにかできそうな気がしてきました。
諦めずに、頑張ってみて下さい。
現状の時間のない中での学習方法
現状時間がない中でも、中学受験の本番に繋がらない学習をしているのは貴重な時間がもったいないものです。
そもそも、週テストは組分けテストのため、組分けテストは模試のため、模試は入試本番のため。模試とは6年生で受験する合不合テストや全国統一小学生テスト等です。
組分けテストのための勉強は、必ず入試本番に繋がる学習でなくてはいけません。入試本番に繋がらない学習であるならば、組分けテスト対策にもなっていないのです。
ただ、時間がない中で、組分けテストの成績面にもある程度貢献してくれて、かつ次回に繋がる学習が必要です。
算数の基礎学力の確認
偏差値55位の学習になってしまいますが、
算数では、「例題」をしっかり学習し、理解できた「類題」を自分自身で解けるようになっているかの確認が最低限必要です。
ここを疎かにしたまま応用問題等を解いていても、知識の穴ができてしまいます。
このレベルが確実にできているかの判断は各週テストの『予習シリーズ』「基礎問題」を制限時間を設けて自分自身でパパッと解けるかです。
解けていれば、時間がない場合には組分けテスト前の算数の学習としては合格としましょう。
基礎的な理解ができているならば、発展的な問題への対応もできるかもしれません。
本来、その発展的な問題への対応力の確認のためにすべき学習ができない状態が、時間のない場合の学習になってしまうのです。
ただし、基礎学力を定着させた学習は後々には、穴だらけの学習よりは、復習によるレベルアップはしやすいはずです。
理科・社会は覚えないことには始まりません
理科・社会については、暗記しないと始まらないところがありますので、『演習問題集』の「まとめてみよう!」をしっかり埋められるくらいの知識をつけ、『予習シリーズ』の問題等を解きながら、知識の確認と定着を図ることが必要です。
要は、組分けテストの学習は、4週間分の週テストの学習ができているかの確認です。
週テストの学習と知識が習得できてさえいれば、組分けテスト対策としての学習時間がなくてもいい訳です。
その場合も、週テストの学習を2回目をする必要はあります。
以前もお話させて頂きましたが、中学受験生にとってはスパイラル学習が大切なので、組分けテスト週にて、その範囲の週テスト分の1回目の復習をする貴重な機会だからです。
時間の作り方
いつもお話しているようなスケジュール管理では、時間がない場合には対応できないでしょう。
そもそも、スケジュール管理がうまくできていなかった結果の時間のなさです。
今後は、スケジュール管理した上で、調整していくことをお勧めします。
ただ、組分けテスト前の時間のない時に、本来の話をしていても使用がないので、組分けテスト前の時間のない時のスケジュール調整についてお話します。
組分けテスト前の時間がない時のスケジュール調整
本来の組分けテストを受験する日を後ろ倒しにしてみましょう。
会場受験の申込をしている場合は日程を後ろ倒しにすることはできないのですが、自宅受験の場合は、最終提出日迄学習時間を延長しましょう。
その際、次回の週テストがカリキュラム上予定されている場合は、今後の学習スケジュールとの調整も難しいと思いますので、よっぽど次回の組分けテスト迄に時間が余裕がある場合を除いては、次回の週テスト期間を削ることはお勧めしません。
前回の組分けテストのように祝日があって、通常より時間をとることができたり、今回の組分けテストのように、ゴールデンウィーク週が入るためカリキュラムがストップしている場合は、今回の組分けテスト週の学習日程を延長することができます。
本来は守るべき学習スケジュール
今回のような組分けテスト前に時間がなくなってしまった状況の方にお話することではありませんが、組分けテスト後にぜひ確認して頂きたいのが、本来のスケジュール管理についてです。
週テストは週テスト期間内で学習を終わらせる
予定があったり、習い事が忙しいから、週テストの学習が間に合わないんだ!と言われそうですが、週テストの学習期間に学習を終わらせることは大切なことなのです。
1週間ずっと病気で寝込んでいたというなら話は別なのですが、1週間に学習できる時間をやりくりして週テスト範囲の学習をしなくてはいけません。
完璧に学習することを目指したいところではありますが、学習は薄っぺらくても構わないので、全体を一通りすることが大切です。
以前もお話させて頂きましたが、週テストで学習した範囲は、1度目の復習として組分けテスト前に行われ、スパイラル学習の一部となっています。
中学受験生のカリキュラムはスパイラル学習で構成されているように、小学生にとっては必要な学習形式です。
週テストに学習した内容を期間をおかず組分けテスト週に復習できるのが知識の定着には必要なのです。
なので、組分けテスト週に厚く復習することもできるので、週テスト週に一通り学習しておくことが必要なのです。
時間を作り出す
学習スケジュールを作成した時に、やりたいことに比べ、時間が足りないことが多々あります。
隙間時間を有効活用して下さい。
朝起きてから登校する前で、就寝直前に、等、時間を作り出していきましょう。
その時間毎に得意な学習内容がありますので、適した学習時間にスケジュールしていきましょう。
朝は、計算や漢字等、パッとできるものが適していますし、就寝前には暗記が適しているので、理科・社会の暗記をして就寝時に知識定着を図りたいところです。
算数はしっかりとした長時間じっくり学習できるメイン時間にスケジュールしましょう。
隙間時間を見つけると、学習できる時間をかなり増えていき、スケジュール調整しやすくなりますので、ぜひお試し下さい。
まとめ
組分けテスト前に学習時間がなくなってしまった場合も、諦めることなく、入試本番に繋がる学習をしていきましょう。
そして、組分けテストの成績もある程度とれるようにしたいはずです。
諦めずに、その都度学習スケジュールを見直し、真の目的と、必要最低限なことを見つめ直せば、道は開けます。
組分けテストまで、頑張り切れた後は、本来の学習スケジュールを見直し、スパイラル学習を着実に行えるようにしましょう。
以上、
最後までお読みくださりありがとうございました。