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進学くらぶ4年生おまとめ集
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中学受験の日程による志望校シミュレーションのお勧め

ごきげんいかがですか?
みぃゆです。

小学6年生は今、中学受験シーズンに突入し、その真っ只中にいます。電車に乗っても、塾に行っても、テレビのニュースを見ても、受験の雰囲気の中、5年生以下の中学受験生のご家庭では、志望校の受験日程を考えたシミュレーションを一度してみてはいかがでしょうか?

日程を考えた受験校のシミュレーションをすると、漠然と受験候補校として考えているA校とB校が、実は日程的に両立しない、もしくはしづらいことが分かったりします。新たな受験候補校を探すだけでなく、どちらがより本人の通う学校として望ましいか判断する等、明確な目的意識をもって学校説明会や見学会への参加ができるようになるのです。

最終的な、日程調整による受験校確定は、願書提出直前で構わないのですが、受験校は通う学校になり得ると考えて、学校見学や説明会の参加をして、厳しい目で判断しなくてはいけません。そのためには、学校に足を運びながら判断する時間が必要になるのです。6年生の時に学校に伺う時は、既に最終判断になりますので、5年生の学校訪問時が判断するいい機会なのです。

また、あまり早い段階での日程による志望校の判断はお勧めしません。入試日程の変更の可能性もありますし、お子様の学力の変化もあり得ます。4年生までは、通学時間くらいを基準にして、入試日程や入試レベル等は加味せず、できるだけ多くの学校を見て、お子様が通って欲しい学校を探してみることが大切です。事前の情報だけでなく、実際に訪問して雰囲気や先生方のお話や生徒さんを実際に見ると、印象は良くも悪くも変わります。

現4年生のご家庭では、今後の本格的な学校選びの前に、どのようなスケジュール感で入試が実施されているのかの確認や今後の学校選びの参考のため、現5年生のご家庭では、志望校と受験候補校のスケジュール確認をするために、現段階での受験日程シミュレーションをしてみて下さい。

今回は、入試日逓のシミュレーションにおいて参考になりそうなお話をしておりますが、大前提として、私個人の受験経験としてのお話になります。ご家庭により受験の目標、目的、考え方等異なりますので、ご自身の信念は通して下さい。

我が家の2人の子供のスケジュールを事前に作成し、もしもの時のスケジュールも立てていたため、塾での面接では「石橋をたたきすぎてて、ここまで必要になることはないけれども、完璧です。」と言われたほどです。どんな状態でも、その資料を見れば何をすればいいか分かるものを作成しておきました。やっぱり必要はなかったのですが、安心感と進捗が確認できたので、不安は軽減されました。

迷ったり、悩んだりした時に少しでも参考になれれば幸いと思い、受験校のスケジュールについてお話しすることにしました。最終的には、中学受験の結果は本人とご家庭が納得いくものでなくてはいけないため、記事内容を参考にして頂いたとしても、最終的な判断は、受験生ご本人とご家族の皆様でよくご相談の上お決め下さい。

受験パターン

先日の記事で埼玉県中学入試の解禁日を迎えたお話をさせて頂きました。埼玉県は1月10日から入試が始まりますが、首都圏最大級の栄東中学校の入試が同日にあります。栄東中学校から入試のスタートを切る受験生が多くいるので、まずは、栄東中学校を1番目に受験するパターンの日程によるシミュレーションのお話をさせて頂きます。そして、1番行きたい学校は2月1日以降の都内校という設定にいたします。

1月前半戦(埼玉県)

1月10日の栄東中学校受験

一部の茨城県の学校や地方の私立中学の東京受験会場等、特殊な入試を除いては、首都圏で行われる1番最初の入試が栄東中学校になります。現在の呼称としてはA日程です。1月10日と1月11日の2日間にかけて実施されていますが、1回分として取り扱われています。詳細は、過去記事にてご確認下さい。
chugakujuken-ryoritsu.hatenablog.com

1番最初の入試としての特徴より、栄東中学校A日程を受験する人は、栄東中学校が第1希望である受験生、もしくは、栄東中学校の合格が見込まれる受験生が想像されます。

要は、1番最初の入試は絶対に合格したいところだからです。受験生の精神状態を良好に保ちつつ、数校の受験に望んでいきたいところなのです。

もちろん、合格が厳しい学力であったとしても、志望順位が高い場合は栄東中学校A日程を受験します。栄東中学校はB日程もあります。A日程も受験した上で、B日程を受験すると加点されます。詳細は、同校の入試説明会でお話下さりますが、B日程受験をする上で、A日程を受験しない手は考えられません。

どちらにも該当しない方は、栄東中学校は受験しないことになるはずです。居住地によって選択の可否はありますが、1月の1番最初の入試として多くの方が考える学校としては、開智中学校茨城県にはなりますが江戸川取手中学校があります。また、栄東中学校と同系列学校の埼玉栄中学校を選択する場合もあります。これらの学校は地元の方であれば、第1希望校の方も多い人気校となりますので、学校訪問も行い、よく吟味しての検討が必要です。

1月12日栄東中学校の合格発表

合格発表はネットにて確認できるのですが、同時に、順位も各科目の点数も開示されます。栄東中学校の入試説明会でお話を伺ったことがありますが、入試本番ではあるけれども実践的な最後の模試とは、よく言ったものです。今までのどの模試よりも、入試時点での学力が分かり、同じような学力の人との戦いの中での立ち位置が分かってしまう恐ろしい入試です。しかも、合格か否かも決定されている本番の入試なのです。

合格発表の時間は、同時に相当なアクセス数があり、どの親子もかなり緊張しながら祈りつつ画面をクリックする瞬間なのです。それはもう、呼吸が止まっていることも気付かないくらいの緊張と祈り、そして見たい気持ちとまだ見る心が整っていないと感じる気持ちとの複雑な感情がありました。恐らく、どのような学力状況のお子様であっても、一生懸命に取り組んできた中学受験期間があれば、多くの場合、味わう緊張感は同じはずです。

合格であれば、順調です。
既に、願書を提出しているであろう、埼玉県の他の志望校(浦和明の星女子中学校・立教新座中学校栄東中学校東大特待)や千葉御三家(渋谷学園幕張中学校・市川中学校・東邦大東邦中学校)等の受験をし、東京都への受験へと進みます。

合格できなかった場合は、期間が限られた中で選択をしていかなくてはいけません。考えたくないことですが、事前にスケジュールの場合分けとして考えておくことをお勧めします。大丈夫だと思っていても何があるか分からないのが中学受験です。焦ることがないよう、事前にできることはしてしまった方が、お子様のためであり、自分のためでもあります。受験期間中は通常時とは異なる精神状態ですので、冷静な瞬時の判断はかなり厳しいので、事前に記入している情報等は重宝するはずです。

栄東中学校A日程で合格できなかった場合、即B日程の願書を提出して受験するスケジュールをたてていました。A日程の受験をしている場合、B日程の受験時に合計点数に点数を上乗せして頂けるお話がありましたので、この時点で有利です。実際は、A日程を受けていないと不利という措置になります。B日程を受験する人は、ほとんどB日程を受験しているはずだからです。

ただ、栄東中学校の場合、A日程でかなりの合格者が出ているので、B日程では成績上位陣が皆いなくなった状態での戦いとなります。栄東中学校の本来の入試はB日程ではないのでしょうか?なので、ここで合格が頂ければ、お子様の精神状態も保てるのではないかと思います。

もしも、B日程の結果も思わしくなかった場合は、恐らく、当初の予定より追加受験する検討が必要になるはずです。というのも、受験スケジュールは、第1志望順位の学校を後半に受験して、自分にとって合格しやすい学校から始め、だんだん難易度が上がっていく戦略をとりたいところだからです。各学校の受験日は決まっているので、その調整が難しくはなるのですが。

都内学校を第1希望と考えている場合は、1月中に合格を手にした状態で2月の受験を迎えたいところなのです。中学受験において精神状態は結果を大きく左右します。できるだけ平常心で第1希望の入試を迎えるためにも、合格を手にしていることが必要です。受験する学校は、全て通う可能性がある学校として、厳しい視点で選んだ学校なので、合格すれば嬉しいですし、安心できます。

千葉県の1月後半に受験できる学校等を調べておくと、このような場合に焦らずに済みます。お住いの地域にもよりますが、専修大学松戸中学校や芝浦工業大学柏中学校は、人気もあり、いい学校です。入試も数回実施されますので、挑戦するのもいい学校であると思います。もし、通学圏内であるならば、学校説明会に参加してみてはいかがでしょうか?

1月埼玉県中旬~後半

埼玉県も多くの私立中学がありますので、地域等により学校選びをしっかりとして受験のスケジュールをたてていきたいところです。最近は、大宮開成中学校の人気があるとも耳にします。大学付属校として、広大な敷地も誇る立教新座中学校もあります。

女子校であれば、淑徳与野中学校や浦和暁の星女子中学校がありますが、受験日が連続します。受験生の体力と精神を考えると、どちらかの受験を選ぶ可能性が高いですが、志望順位が高い場合は、その学校を受験しますし、都内受験との戦略から選択することもあるとは思います。

浦和暁の星女子中学校

首都圏の女子のトップが集結する入試と言えば、浦和暁の星女子中学校です。都内の桜蔭や女子学院を受験する女子が1つの学校に集まるといった、ミスが許されない高得点必至の入試となっています。桜蔭や女子学院等の都内女子校受験者が1校目として受験することも多いですが、栄東中学校の合格を手にして受験する場合もあります。後者の方が精神的な余裕をもって、受験会場へ向かえるとは思います。

千葉県1月20日~

千葉県の中学受験は1月20日から3日間に集中しています。男女共学校が多いのが特徴です。

1月20日は千葉最大級の入試である市川中学校が幕張メッセで行われます。都内の方でも受験している方も多く、幕張メッセ近隣のホテルに宿泊して受験する方も見受けられます。また、幕張メッセの最寄り駅の海浜幕張駅をはさんで逆側に昭和秀英中学校がありますが、同日の午後受検があり、同日受験する方も見受けられます。ただ、体力的にも厳しいですし、学力的に自信がある受験生が市川中学の入試から流れてきますので厳しい戦いになるはずです。

1月21日は東邦大東邦中学校の入試がありますが、県外の受験生にとっては地域的に通学圏内にならないことも多いと思います。

1月22日は渋谷学園幕張中学校の入試がありますが、都内御三家を受験される男女共に挑戦する受験生が見受けられます。

もし、この3日間にわたる受験において合格を頂けなかった場合は、1月中の千葉県内の私立中学校での受験を検討することができます。千葉県内で人気がある、芝浦工業大学柏中学校や専修大学松戸中学校の第2回があります。

また、千葉県中学校は多くの学校が2月受験もできますので、千葉県内の学校を希望される方は、2月に再度挑戦することもできます。

2月の都内受験

都内は2月1日から一斉に入試が開始されますが、都内在住の受験生だけでなく、首都圏内全体の受験生の最後の戦いの期間になります。

2月の短期間の受験スケジュールは、第1希望の学校に合格するような戦略的な日程調整をする必要があります。埼玉県・千葉県の受験生は、既に志望順位の高い学校の合格を手にしていると思われますので、第1希望だけを考えている状態になります。ほぼ都内のみの受験としている方も多いので、その場合は、午後受検や連日受験等の時間調整も必要ですし、短期間のモチベーション維持等もかなりのサポートが必要になると思われます。

尚、神奈川県については都内の日程とかぶってきてしまうため、省略します。

受験スケジュール作成時に守りたいこと

多くのご家庭で、入学を希望する学校は決まっているのだと思われます。ただ、塾からの情報や友人からの情報、資料等からの情報等、いろいろな情報により考えが変わったり、固まってきたりします。そして、通学圏内であるか否かの判断や、入試の実施日により受験校の調整もすることになると思います。

いろいろな情報に流されていくのではなく、合格校を増やすためでもなく、入学する学校は1校ですので、その学校に合格するためのスケジュールを作成する必要があります。そのために、大切なことをお伝えします。

第1希望は譲らない

入学したい学校は最後まで諦めない。入学したい学校のために、多くの犠牲を払いつつ受験勉強に向き合い、ご家族もサポートしています。入学したい学校が、入学させたい学校と同じであるならば、最後まで信じて諦めない。そのために、事前にスケジュールを作成して、態勢を整える必要があるのです。

自分にとって1番の選択をする

受験の方法も受験校も入学する学校も、他の誰の意見でもなく、ご自身の気持ちと考えで決めていきましょう。

このブログは、習い事などの両立を応援するところからスタートしていますので、受験の方法も特殊な方が多いかもしれません。「進学くらぶ」で習い事と両立しながら勉強しつつ最終的に塾に通うといった受験勉強自体、他の人から普通ではないと言われるでしょう。それでも信念をもってやっている人もいるのです。

他の人の併願校も気になったりするでしょうが、ご家庭の考え方や育て方も異なるので、受験する学校が同じになる必要はありません。そして、同様に入学する学校も異なっていいのです。数校同じ学校を合格していたとしても、どの学校に入学したいかは、ご家庭により異なることもあると思います。男女共学校か男女別学校かも判断が分かれるところだと思います。

お子様にとって1番いいことを選んであげて下さい。中学受験はお子様の幸せを願う、ご両親の気持ちが大きいものだと思っています。

第1希望校の入試が数回ある場合は全日程受験する

第1希望校の入試が、数回実施されることもあります。第1希望が合格すれば中学受験が終了になりますが、全日程受験するようにスケジュールを組んで下さい。1回目に合格できない場合は、2回目の合格は難しいから受験を回避して別の学校を受験するといったことはお勧めできません。第1希望は簡単には
譲らないで下さい。もちろん、元々全く学力が伴っていないというならば話は変わるのかもしれませんが、この記事を読んでいる今はまだ1年以上あるはずなので、受験当日までに合格するよう学力を伸ばしていきましょう。

第1希望校に合格するための併願校選び

全ては入学する1校のためにする戦略になります。第1志望校が千葉県や埼玉県の場合は難しいかもしれませんが、1番最初に受験する学校は合格する可能性が高い学校にしましょう。数校受験する場合は、徐々に難易度が上がっていき、最終的に第1志望校となるのが望ましいです。

そして、併願校が志望順位の高い学校の受験の妨げになるような日程の場合は避けた方が無難です。

また、併願校も入試日が数回ある場合は、合格するまで挑戦する日程調整をしましょう。志望順位が高い学校程、数回ある受験日はそのまま受験する可能性は高くなるかもしれません。

併願校受験は、2校受験するよりも、1校を2回受験する方が、過去問演習の効率が良い点からも、2回目により緊張がほぐれる点からも受験生本人への負担も少なく、合格しやすくなると思います。

ですので、併願校は厳選した、入学するかもしれない学校として、しっかり選びましょう。

併願校も行きたい・行かせたい学校である必要がある

入学する1校のための戦略のための併願校といっても、併願校自体が入学する学校となり得ます。併願校も、お子様、ご家族共に入学する可能性があることを認識した上で選んだ学校である必要があります。

文字ベースの情報だけでなく、学校見学や説明会等、学校に実際に訪問したり、先生のお話を伺ったり、生徒さんを見たりしながら、お子様がその学校に通うことをイメージできるかをポイントに判断してみて下さい。

学校訪問は念入りに

受験校の見学会や説明会等の訪問できる機会があれば積極的に参加してみて下さい。文字ベースでは分からないことがたくさん吸収できます。気になることは直接質問することもできます。質問しても、入試当日の合格に影響は与えません。親子3者面談がある場合は影響しますし、影響させるための戦略も必要になります。

気になる点がある場合は、何度も訪問して確認する内に答えが出されることもあります。

私自身も、受験候補校で訪問した後に受験しなかった学校は2人分の合計で13校。その中には、確認のために2・3回訪問して受験しない決断をした学校も1校や2校ではありません。そして、受験した学校の中には、受験を決めるまでに数年にかけて何度も訪問した学校がいくつもあります。

受験候補校となった学校は、受験するしないに関わらず、数回訪問することになるのかもしれません。「ちょっと入学したい学校とは違うかも?」と思っても「本当に受験しないでいいのかな?」という気持ちも芽生えるため、確認に時間を要するからだと思います。逆に、1番最初に受験する学校については「ここでいいのかな?」という気持ちにもなったりするため、結局何度も訪問することになってしまいました。

すごく効率が悪いようにも思いますが、今となっても無駄なことだったとは思っていません。厳選した併願校に通うことはなかったのですが、それでも、中学受験において必要なことであったと確信しております。それがあったからこそ、不安も軽減された中で、精一杯、中学受験本番に立ち向かえたのだと思いますし、併願校があったからこそ、第1志望校に合格できたのだと思っています。

まとめ

中学受験の志望校の日程を考えたシミュレーションをお勧めいたしました。漠然と考えている受験候補校がより身近になり、今後の学校説明会や見学会等に目的意識をもって参加できます。まだ心に余裕がある中で、客観的に考えられる時に、入学したい1校のための併願校選びとスケジュールを確認することで、受験本番においても焦らずに、全力で親子共に中学受験に向き合えるメリットがあります。


以上、
最後までお読み下さり、ありがとうございました。