ごきげんいかがですか?
みぃゆです。
今年2025年も本日1月10日、首都圏の入試本番に突入しました。
受験を終えて久しい今でも、1月10日は特別な日です。
首都圏の中学受験生にとって、いよいよ入試本番の期間になる1月10日。ずと、入試本番を目指して頑張ってきた頑張りを、発揮する日。中学受験生自身も、サポートしてきたご両親もやご家族も、緊張と同時に願うような気持ちで迎えていることでしょう。
持てる力を全て出せるようお祈りしています。
栄東中学校は首都圏最大級の受験
首都圏で一番早い解禁日を迎える埼玉県の入試だけあって、栄東中学校の受験者は多く、圧倒されてしまいます。
以前は1月10日入試1日で、6000人同時受験でしたが、コロナ禍対応により、1月10日受験分を分割して、1月10日と11日の2日間を「A日程」として実施されています。
2025年度より昨年度と異なる「A日程」となっていますので、今年度受験の方だけでなく、2026年度受験の方も状況と結果を確認する必要がありそうです。
受験者数も「A日程」2日間の合計で9072人(2025年1月9日発表)と、9000人超えです!
2025年より「A日程」の変化
コロナ禍から昨年度2024年迄は、1月10日受験を2日間に分散させるため、テストの難易度レベルを同一とされ、合格点も同一で実施されていました。
但し、今年2025年度は、募集クラスも人数も別設定されてます。
「A日程」と同じ表現をされていますが、大きな変化です。
1月10日は「A日程(東大)」であり、
1月11日は「A日程(難関)」です。
募集人数とクラスは、
1月10日は、
東大クラス特待生(1年間)若干名、東大クラス40名、難関大クラス40名、全合計80名。
1月11日は、
難関大クラス60名。
ちなみに、
1月12日に東大クラス特待生(3年間・1年間)30名。
1月16日に「B日程」の難関大クラス40名。
詳細は、栄東中学校のホームページにてご確認下さい。
下記リンク先は、簡易版の募集要項です。
中学募集要項|入試情報|学校法人 佐藤栄学園 栄東中学校・高等学校
「A日程」の変更による影響
首都圏受験生にとって、栄東中学校の「A日程」の変更の影響は小さくないと思われます。
最終的な結果が出ない限りは、どこまで影響ができるかは分かりませんが、少なくとも「A日程」で受験者全体の自分の立ち位置を確かめたい場合や、栄東中学校への入学を志望している方は、影響があります。
以前の「A日程」と同等のクラスでの合格を得ることができるのは1月10日受験しか選ぶことはできず、受験者全体での立ち位置を知りたいのであれば、1月10日受験が好ましく、1月11日では分かりにくくなると思われます。
また、「B日程」は変更がなく、「A日程」を受験していれば点数の加算があることも同様ですが、「A日程」の1月11日受験に以前の「B日程」が含まれている状態とお見受けします。
以前から、栄東中学校への入学を志望する受験生は、実質、「B日程」での戦いになると耳にしたことがありますが、今年度の場合は、「A日程」での1月11日から戦えるのではないかと考えます。
その点において、昨年度迄の、「A日程」での合格ライン上もしくは「B日程」での合格を狙っていた層の中学受験生に配慮された、変更のような気がします。
ただ、今年度2025年度は、埼玉県中学受験解禁日の受験生を2分していた開智中学校の入試制度により、上記の層の中学受験生は通学圏内であれば、開智中学校を選ぶ可能性が出てきています。
受験料¥20,000で開智中学校の全ての回を受験することができることに加え、1回毎の受験で、開智所沢と開智望、回は限定されますが開智未来まで同時判定してもらえるという驚きの制度となっています。
2月には開智日本橋も同時判定される入試もあり、国際バカロレアDP認定校としての教育に魅力を感じる中学受験生は、開智中学校を軸として受験スケジュールを作成することができそうです。
実際に、開智中学校の入試を受験した受験生が、いずれの中学校を志願しているのかは不明ですが、1回の受験者数としては、今年度2025年は開智中学校に軍配が上がったようです。
以下、開智中学校の募集要項リンク先です。
https://ikkanbu.kaichigakuen.ed.jp/wp-content/uploads/2024/10/%E9%96%8B%E6%99%BA%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1-2025%E5%B9%B4%E5%BA%A6-%E5%8B%9F%E9%9B%86%E8%A6%81%E9%A0%85.pdf
結果が出る前から、いろいろと影響が出ている今年度はの受験生は大変であると言わざるを得ないのですが、来年度の2026年度は恐らく更に変更があるような気がしますので、今年度の結果も踏まえ、よく確認しておきたいところです。
1回の受験料で2回受験できるお得感
2025年度受験も、受験料¥25,000で2回まで受験できます。
そして、+¥10,000で5回まで受験できるそうです。
昨年度までより、3回以上受験の場合の追加料金は2倍になりましたが、受験できる最大回数は1回増えています。
ちなみに、先述した開智中学校においては、グループの他中学校の判定もしてもらえ、かつ、¥20,000で全ての回を受験することができてしまうので、お得感が凄すぎます。この点においても、受験者数にはかなりの影響が出るはずです。
栄東中学校は、入学後のクラスレベルを分けて合格が出されます。上位クラスの合格は「東大クラス」です。また、成績優秀者には「特待生」という1年または3年間の授業料が無料になる合格もあります。
1回目の結果に関わらず「東大クラス特待生」を目指すのであれば、1月12日の2回目受験「東大特待Ⅰ」を当初から出願するケースが多いです。もちろん、1月10日の受験でも「特待生」合格はありますが、「1年特待生」のみです。「3年特待生」の合格は、「東大特待Ⅰ」の受験が必要になります。
1回目「A日程」の結果により、うまくいかなかった場合は「B日程」や「東大Ⅱ」を追加で出願できます。受験生家族にとっては、精神的にも金銭的にも優しい受験スタイルと言えます。
1月中に合格をもって、2月へ望んで下さいというお言葉
1回目の受験で思うような結果ができなかった場合もリベンジできる機会が設けられており、合格しても入学金等の振込等の入学手続きを2025年度もほとんどの受験校の結果が出終わる2月7日16:00期限という点は、かなり受験生家族を考えて下さってます。
以前の入試説明会で、「1月中に合格をもって、自信をもって2月へ望んで下さい。」というお話があった時に、本当にありがたいお話だと思いました。受験者数が毎年伸び続けている理由も分かります。
ただ、最近の栄東中学校の人気の高さもあり、栄東中学校を志望している方も増えており、受験者数も増加して、入試合格は以前に比べ、難しいものとなっているのは注意が必要です。
学校の特色
栄東中学校には1人目の受験校選びから足を運ばせて頂いているので、長年に渡り、かつ回数も多くお話を伺う機会がありました。
中学受験において、小学生の子供が厳しい戦いをする上で精神面を考えることは必須です。受験校選びも大切ですが、合格を勝ち取るためには、受験する順番やレベルも含めて、学力に加え、精神面を意識して戦略を練る必要があると考えます。
その点で、栄東中学校は1回目の受験校として適しているか、受験するのであれば確実に合格するためにどうすればいいのかを知るため、2人の子供のために10回以上訪問させて頂きました。受験当日、合不合テストの会場受験、入試説明会、そして、学校説明会。駅から学校の複数の経路の地図が頭に入ってしまう程になりました。
長年、学校説明会を拝聴してますので、学校自体も進化しているなと感じています。1人目の受験校選びの時には、大学受験の合格者数を前面に出し、大学受験への万全の体制があることのお話が主でしたが、その後、部活に力を入れていれて文武両道である話が主になり、次に英語教育に力を入れている点が主になって今に至るといった印象を受けています。女性の校長先生が、とてもパワフルであり、人情味もあり、現役の英語の先生でもあったことも印象的です。
首都圏の中学入試は実は1ヶ月近い長丁場
小学6年生の受験生の方々とそのご家族の方々は、心身ともに健康を保って下さい。今までの準備期間ややりたいことを考えると、あった言う間のような気もしますが、実際は3週間以上、心身ともに張り詰めた状態です。最後は健康が1番です。
小学校5年生以下の方々は、この期間、1つ学年が上がる前の復習等も忙しいとは思いますが、中学受験本番の疑似体験をしてみましょう。
首都圏中学受験がスタートした件は、例年テレビのニュースで報じられます。栄東中学校では撮影部隊を目にすることになると思います。我が子の受験時も、インタビューを受けている受験生がいました。
小学校5年生以下の中学受験生は、このニュースをテレビで見ることにより、受験生の自覚を芽生えさせるいいタイミングになるかもしれません。親自身も気が引き締まる思いになるはずです。
ご参考
入試本番期間に突入した今、1校目の受験を終えても、まだまだ戦いは暫く続きます。
1校目の受験を終えて、結果も出てくると、次以降の入試に向けて改善点も見えてきたりすることもあります。
受験する学校においては、万全に近い状態でその日を迎えさせてあげたいものです。
よろしければ、過去の記事で、直前でも役立ちそうな、アイテムについての確認ができるものをご紹介いたしますので、ご参考にして頂ければ幸いです。
昨年度2024年度の栄東中学校入試の際の記事
入試本番に向けて用意しておきたい資料のご紹介
千葉県入試で必要な方も多いアイテム紹介
chugakujuken-ryoritsu.hatenablog.com
chugakujuken-ryoritsu.hatenablog.com
まとめ
本記事作成日の2025年1月10日、首都圏の中学入試がスタートしました。埼玉県の解禁日である1月10日は、首都圏中学入試最大級の栄東中学校の入試が行われます。
栄東中学校の募集要項を確認すると、昨年度と異なる点がいくつかありますが、大きい点としては「A日程」の変更です。
「A日程」が2日間で実施されることは同じなのですが、募集クラスが異なります。中学受験生にとっては、大きな変更となりますので、来年度以降の受験生においても、2025年度の状況と結果を確認しておきたいところです。
小学6年生の中学受験生の方々は今からの3週間、心身ともに健康で、実力を出せますようお祈りしております。
小学5年生以下の中学受験生は、ニュース等も確認し、疑似体験をしつつ、中学受験生としての自覚をあらたに持ち、1学年上がる前の準備をしていきましょう。
以上、
最後までお読みくださりありがとうございました。