ごきげんいかがですか?
みぃゆです。
中学受験生にとって、夏休みは学力向上を図ることができる絶好の機会です。
そんな中、受験生本人も、その親御様も頭を悩ませるものとなり得る小学校からの夏休みの宿題。
我が家では、小学校からの夏休みの宿題に力を入れていた親子でしたので、小学校入学からの貴重な体験をたくさんさせてもらえたと感謝しておりますが、中学受験生の5年生や6年生にもなると、そうも言ってられません。
お子様によっては、自由研究など、小学校入学から積み上げてきたものもあるとは思いますので、昨年までの状況や経験を踏まえ、時間とお子様の意欲等のバランスにより、取り組み方を工夫されることをお勧めしたいです。
今回は、夏休みの宿題の「読書感想文」についてお話いたします。
無意味なことに時間を割きたくない!
あまり時間を割くことはできないけれど、一応ちゃんと取り組んだレベルにしたい方向けではあるとは思います。
読書感想文のおススメの取り組み方
夏休みの宿題の中に読書感想文が含まれていることが分かったら、すぐに取り組むことができ、夏休み前に完成させることができてしまいます。
夏休みの読書感想文と言えば、課題図書が全国的に決まっているので、4冊の中から1冊選んでしまえば、迷うこともなく取り組めます。
もちろん、課題図書でない、自由に選ぶことも可能ですが、その時点で時間をかける覚悟が必要になります。
読書後は感想文をかけば完成ですが、推敲をどこまで、何回するかでかかる時間を左右します。
中学受験生にとって、国語の学習として、あらゆるテーマの読書量は必要であり、読書感想文の読書も無駄ではありません。
また、感想文を書き、推敲して、文章をよりよくしていく作業も、中学受験の
記述問題の練習にもなるはずです。
時間をかければかける程、いい作品ができるかもしれませんが、中学受験の学習の範囲と思える程度に、本を読み、感想文を書き、誤字脱字をなくし、文章の意味が通っているか程度の推敲をする程度で完成させることが、中学受験生にとって必要なのではないでしょうか。
本を読むのは夏休み前
中学受験生にとって、読書する時間をとることは難しいと思われるかもしれませんが、国語対策としては年齢に見合った幅広い分野の読書量は必要です。
受験勉強を始めたお子様はテキストやテストでの文章問題での読書量が積み重なりますが、お子様が小学校にいる時に、読書できる時間があったりしないでしょうか?
我が子のクラスでは、課題が終わって余った時間に読書をさせてもらえたりしました。
そのような時間や、自宅での休憩時間、もしくはテスト会場等の移動時間は絶好の読書時間です。
しかも、受験生の読書のスピードは想像以上に速いと思います。
ですので、夏休みの読書感想文のための本を夏休みに読むのではなく、小学校がまだある時期に読むことをお勧めします。
本選びは青少年読書感想文全国コンクールの課題図書から
夏休みの宿題として本選びが自由の場合もありますが、青少年読書感想文全国コンクールの課題図書が必須の学校もあると思います。
我が家は自由選択でしたが、青少年読書感想文全国コンクールの課題図書から選ぶようにしていました。
といいますのも、年齢に見合う、その年に選ばれた本であるということと、一斉に本屋さんに並び、全国的な夏休みの宿題をやっている感もあり、何よりも感想文を書く本を選ぶ時間も労力も少なくて済みます。
図書館を賢く利用しよう
当初は、子供を本屋さんに連れていき、その場で時間をかけて本を選んでもらっていましたが、最終的に落ち着いたやり方は、図書館で課題図書を全部借りる方法です。
自治体の図書館のやり方も異なるとは思いますが、私が利用している図書館では、課題図書は数冊ずつ用意して下さっており、貸出期間は通常より短く1週間と短くなってます。
予約待ちになっても、夏休みの前ならば結構早めに手元に届くと思います。もし、必要ならば返却後にまた予約すれば、また読むことができますし、1冊に絞れているならば購入を考えてもいいと思います。
課題図書は4冊ありますが、可能であれば全て読んでも構わないと思っていました。題名だけで選んだり、本屋さんで選ぶよりも、実際に手に取ってじっくりと内容を確認できていいようです。
それでも、本人の希望もあるので、ほとんど読まずに返却することもありました。この方法で我が子は6年生まで行っていました。
何より図書館でお借りした本は返却日が決まっていますので、それまでに読んで、感想文を完成させなくてはいけないという期限があるので、親子共に取り組みやすくなりなす。
第70回青少年読書感想文全国コンクール(2024年)の課題図書は発表されましたので、図書館へ足を運んでもいい時期だと思います。
第70回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書
詳細は、下記リンク先でご確認下さい。
www.dokusyokansoubun.jp
課題図書のみどころや選定理由等の記載もあり、お時間が許すならばご覧になると面白いと思います。
小学校高学年の部
ぼくはうそをついた
ドアのむこうの国へのパスポート
海よ光れ!:3・11被災者を励ました学校新聞
小学校中学年の部
いつかの約束1945
さようなら プラスチック・ストロー
聞いて 聞いて!:音と耳のはなし
小学校低学年の部
アザラシのアニュー
ごめんねでてこい
おちびさんじゃないよ
どうやってできるの? チョコレート
まとめ
夏休みの宿題に読書感想文がある場合は多いですが、中学受験生にとっても、有意義なものとして、ただし必要最低限の時間と労力で作品を完成させることが必要です。
青少年読書感想文全国コンクールの課題図書の中から、学年に該当する4冊から本を選び、図書館を賢く利用しながら、中学受験生にとっての国語の学習の範囲と思われる中で読書感想文を完成させることができます。
本の内容を確認すると、小学校6年間で子供たちはずいぶん成長するのだと改めて感じます。高学年になれば、文章が長くなるだけでなく、より深く内容を理解していく必要がある話になります。中学受験においても年齢にあった読書経験が必要なのも納得できます。
中学受験生の時間が限られている中で、無意味なことに時間を割くのではなく、やり方ややる時間を工夫して、時間も労力も抑えつつ、有意義なものにしていきましょう。
以上、
最後までお読みくださり、ありがとうございました。